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人にはそれぞれ生まれた時からの身体の特性(癖)が存在する。
この身体特性からくる感覚が、自分に合ったパターを選ぶ際、つまりフィッティングに大きく影響を及ぼす。
例えばパターの形には様々な形状が存在する。初めてゴルフをする人はヘッドが大きいほど安心感があり好まれる傾向にあるが 、経験を積んで来ると、 小ぶりのヘッドが良い、丸い形状が引きやすい等そこには、身体の特性が大きく関わっているのだ 。 我々がパターを制作しようと考えた原点がそこにある。金属加工メーカーだからこそ可能な加工技術を駆使すれば、フランジの形状やトウの部分を柔らかく削り、 どこからみても美しいフォルムでかつ寸分の狂いもない設計通りの数値に削りあげることが可能に。
この身体特性の中でも最も重要な部分がアドレスだ。例えば、手首を固定するタイプと肘を固定するタイプとに分かれる。アドレスの形は膝を少し曲げるか、 膝を伸ばすか、背中を丸める、背中を張るか、肘の位置が何処にあるのか体幹主導のスムーズなストロークを可能にするのは、正しいアドレスの姿勢である。
正しいアドレスに導くフィッティングこそが真のフィッティングだと考える。パターに合わせるのではなく、体幹主導の正しいアドレスの手の位置に合わせて 長さ、ライ角を合わせる事は非常に重要だ。
